愛媛県松山市北吉田町の鯛崎交差点に11日、県道22号を横断する「北吉田歩道橋」が完成した。長年設置を求めてきた町内会関係者や、地元の生石小学校の児童ら約50人が渡り初め式に出席し、出来たての歩道橋で通学路の危険箇所を安全に渡った。
 交差点は県道と新空港通りが斜めに交わり、交通量が多い。町内会によると通学路となっているが、横断歩道はなく、児童は離れた横断歩道を使ったり、車が来ていないときに渡ったりしていたという。町内会などが10年近く設置要望を出していた。
 歩道橋は県が整備し、全長44.8メートル、幅2メートル。新空港通りをまたぐ既存の歩道橋と連結することで、県道と新空港通りを安全に渡れるようにした。整備費は約9000万円。